首切り地蔵(くびきりじぞう)
江戸時代の享保元(1716)年から宝暦2(1752)年にかけて稲作は害虫、冷害、洪水等の凶作飢饉に度々遭遇し全国的な大被害に見舞われました。
しかし年貢の取り立ては改善されなかったため、地元福本藩民の生活は考えも及ばない過酷なものでした。
上月平左衛門景重は、その悲惨さを見るに忍びず幕府の役人に直訴しようと訴状を懐に携え旅に出ましたが、志半ばに役人に捕らえられ、根宇野で斬殺されてしまいました。
根宇野区民はその死を悼み霊を尉めるために刻んだ地蔵尊が何回積んでも崩れてしまうので、非業の最期を遂げた平左衛門の霊によるものであるという伝説が語り継がれています。
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所在地 | 679-2411 神河町根宇野 |
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