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河津桜
伊豆河津町原産。春一番の桜。片親は寒緋桜。樹形は傘状で横に広がる。春先にはメジロが吸蜜に来る。
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伊豆多賀の白
熱海市の依頼を請けた角田春彦が作出。樹勢強健。花付良好。
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椿寒桜
原木は松山市伊予豆彦命神社(椿宮)に。花弁が内側に曲がり雄しべが目立つ。一見梅のよう。小高木で樹幹から気根を出す。
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小彼岸
マメザクラとエドヒガンの雑種。小高木ながら花付きは大変よい。長野県高遠城址の桜はこれ。桜華園の大草小彼岸は選抜種。
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小松乙女
東京上野公園の小松の宮銅像近くに原木あり。染井吉野より3日ほど早く開花する。エドヒガン系で大木になる。花つき良く、樹勢強健。
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アメリカ
米国ワシントン・ポトマック河畔の染井吉野の実生。染井吉野より花は大きい。桜の帰国子女。最初は曙と呼ばれていた。
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神代曙
樹形は染井吉野に比べ小振りだが樹勢は強く、一つの花芽から4~5花と多くの花が咲く。
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思川
桜華園で一番多く植樹されている桜。十月桜の子どもだが春先のみ。栃木県小山市の思川畔の修道院産。花つき良く人気が高い。
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八重紅枝垂
平安神宮造営の折、仙台市長遠藤庸治氏が寄贈した故、遠藤桜とも呼ばれる。大木になる。盛岡市上米内浄水場は日本一の名所。
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笹部桜
高名な桜博士・笹部新太郎氏遺愛の桜。花弁の他に大型の旗弁が3~8枚ある。旗弁の観察には最適品種、登園の植栽数は日本一。
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紅豊
北海道松前町で浅利政俊氏が作出。成長旺盛で少し芳香あり。蕾の濃紅紫色→淡紅色→花の最後には紅紫色と変化する。
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手弱女(たおやめ)
京都平野神社に原木。淡紅色の花弁と紅紫色の若芽との組み合わせが美しい。花付良好
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天の川
広い場所に植えても枝が直上し、円柱状となる亜高木。花付は良い。花も真っ直ぐ上を向く。鉢植えも可能。
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鬱金(うこん)
黄緑色の花を咲かせる珍しい桜。樹勢強健で高木になる。欧米でも多数植栽。薬草・染料のウコンが名の由来。
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松月(しょうげつ)
満開と思ってもまだ蕾があり、花期が長く大変美しい桜。但し、樹勢は弱い。
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花笠(はながさ)
花径が5~6cmと大きく美しい。成長も早い。今後の成長株。葉化した雌しべが花の外に突き出る。1965年松前生まれ
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普賢象
室町時代からの名品。2本の葉化した雌しべが普賢菩薩の乗る白象の牙に似ているのが名の由来。樹勢強健。桜茶にも。